映画『傲慢と善良』は、人生のすれ違いや繊細な人間模様を描いた話題作。
でも、「ピンとこない」と感じた人も多いようですね・・・
この記事では、その「ピンとこない」理由を4つに分けて詳しく解説しています！
さらに、「ピンとくる人」と「ピンとこない人」の違いについても調べてみました。
年齢や性別の違い、原作を読んだかどうか、これらで感想にどんな差が出るのでしょうか？
そして最後に、この映画はどんな人にオススメなのかを書いています。
映画を観た方も、これから観る方も、ぜひ参考にしてみてくださいね！
（少しネタバレを含みます）
※この記事は映画.comのレビューをもとにして書いています。
・映画『傲慢と善良』を見て「ピンとこない」と感じた人の感想
・映画『傲慢と善良』を見て「ピンとこない」と感じた理由４選
・映画『傲慢と善良』を見て「ピンとこない人」と「ピンとくる人」の違い
・映画『傲慢と善良』はこんな人にオススメ！
「ピンとこない」と感じた人の感想
実際に映画『傲慢と善良』を見た人の中で、「ピンとこない」と感じた人の感想には以下のような意見がありました。
「表面的に辿り着いた所は原作と変わらないんだけど、描かれている事が何か違うような違和感を持った。」
引用元：映画.comのレビュー
「原作読んだからか、ワクワクどういうことだろうと読んだ本よりも、なんか淡々と進んでしまった…」
「登場人物の性根が薄っぺらすぎた…」
「恋愛ミステリーだと思ったら、普通の恋愛映画でした…。王道展開に終始するし、結末も想定通り。」
「予告編を観たとき何となく抱いた“思っていた感じ”と違っていた。」
「予告で予想してた話と違った。良い意味で、と言いたいけど腑に落ちない感じ…」
「リアル過ぎてちょっと盛り上がりに欠けるように思いました…」
「最後は気持ちがついていかず、しつこいと思ってしまった。」
「ピンとこない」と感じた理由３選
「ピンとこない」という感想を分析してみると、以下の３つの理由に分けることができました。
原作とのギャップ
原作小説のファンからは、映画化によって原作の良さが損なわれ、「何か違う」と感じているようです。
特に、原作のスリルや新鮮さが映画では十分に表現されず、ストーリーが平坦に進んだとの意見もあります。
また、原作小説ではキャラクターの心情変化や行動の動機が丁寧に描かれていますが、映画では説明不足との指摘があります。
キャラクターが薄っぺらく感じられ、映画を見る人が感情移入ができない点が満足度を下げているようですね。
また、終盤での主人公たちの心情変化に共感できなかったという声も多く見られます。
キャラクターの説明不足に加え、原作からの大幅なカットが原因ではないでしょうか？
結果として「ピンとこない」「違和感がある」といった印象を与えたのでしょう。
期待とのズレ
レビューを見てみると、映画のタイトルや予告編から、ミステリーやサスペンスを期待した視聴者が多数いたことがわかりました。
実際には、普通の恋愛映画に近い内容であったようで、想像（期待）と違っていたことが、違和感につながっていると想像できます。
しかし仮にいい恋愛映画だったとすれば、「ピンとこない」といった印象は持たないのではないでしょうか？
おそらく期待した内容と違ったことに加えて、映画そのものに満足感や共感が得られなかったのでは？と想像します。
ストーリー展開やテンポの問題
映画の結末が予想通りだったり、展開がくどいと感じられたことで、「しっくりこない」と思う人もいるようです。
また、ドラマ性よりも人間のリアルさを重視した内容であり、2時間の上映時間の中でいまひとつ盛り上がりに欠ける部分が指摘されています。
そのため、単純にエンタメとして映画を楽しみたい人にとっては物足りなく感じ、「ピンとこない」という印象を受けたのかもしれません。
「ピンとくる人」人と「ピンとこない人」の違いは？
※ピンとくる人＝映画に共感できる人、という意味で使用しています。
前述したように、原作ファンは映画が小説の細やかな心理描写を再現しきれていない点に不満を感じています。
一方で、原作既読でも下記のように、「映画化で原作の良さが損なわれなかった」という声もあります。
「原作を読んで期待していましたが、映画化で原作の良さが損なわれることなく、むしろ視覚的に楽しむことができました。」
引用元：映画.comのレビュー
「真実の悩みや迷いに共感して、彼女の成長を応援しながら観ていました。」
「主人公・架の葛藤がリアルに描かれていて、自分の過去を思い出してしまうほどでした。」
キャストの演技や演出に注目している人や、主人公と同じような状況に置かれている、または経験がある人が映画を楽しめているようです。
また、原作を読んでいない人でも「ストーリーがリアルで共感できる部分が多い」と共感的な意見が見られている点には注目です。
「原作未読でも十分楽しめる内容で、婚活や人生の選択に悩むテーマが自分に刺さりました。」
引用元：映画.comのレビュー
「期待とのズレ」や「ストーリ展開やテンポの問題」に関しても、映画を楽しめている人はテーマに共感したという意見が見られます。
「テーマが重めだと予想していましたが、その通りで深く考えさせられる映画でした。」
引用元：映画.comのレビュー
「テンポが良く、必要な要素だけが詰め込まれていて、濃密な2時間でした。」
以上のことから、「ピンとこない人」に対して「ピンとくる人」は、映画のテーマに共感しているという共通点があります。
感想の中ではこの映画のテーマについて、
- 婚活や結婚観のリアルさ
- 人間関係のすれ違いと再生
- 自己中心的な愛とその矛盾
- 過去と現在の選択に向き合う勇気
- 理想と現実の葛藤
- 人間の傲慢さと善良さの同居
- 現代社会における婚活の難しさ
- 成長とゆるし
上記のように捉えられています。
このようなテーマを感じとることで、共感や焦燥感、自己嫌悪、反省、後悔、決意といった感情を抱いたのではないでしょうか。
ポジティブなものもネガティブなものもありますが、「映画が心に刺さる」経験が共感を得た理由ではないかと思います。
映画『傲慢と善良』はこんな人にオススメ！
映画『傲慢と善良』は、どちらかと言えば女性にオススメしたい映画です。
理由は、前述「ピンとくる」人の共通点である、「映画のテーマに共感できる」という点です。
仕事や結婚、将来の事、友人、家族、心身の健康など・・・いろいろ自分の人生について考える節目がちょうど３０歳前後あたりではないでしょうか。
婚活や人生の選択に悩む主人公に、自分を重ねて見ることができるのではないかと思いました。
また、主人公・真実の心情や行動に共感する意見が多いように、女性の方がこういった悩みに真摯に向き合っている気がします。
以上の理由から、映画『傲慢と善良』は女性にオススメしたい映画です！
まとめ
￥映画『傲慢と善良』は、人生のすれ違いや繊細な人間模様を描いた話題作です。
しかし、「ピンとこない」と感じた方がいるのも事実です。
その理由を分析してみると、
・原作とのギャップ
・期待とのズレ
・ストーリー展開やテンポ
上記の３点に不満を感じているようです。
一方で、この映画のテーマに共感できる人たちにとっては、心に深く響いた映画となっています。
そのテーマとは、結婚や人間関係のすれ違いといった、見る人の人生に関わるものでした。
特に女性にとって感情を揺さぶるものとなるのではないでしょうか？
以上になりますが、いかがでしたでしょうか？
ぜひこの記事を参考にして、あなた自身の視点で映画『傲慢と善良』を楽しんでみてください！
映画『傲慢と善良』鑑賞の参考にして頂けると幸いです。
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