サーフィン初心者が知っておきたい陸トレのメリット・デメリット

サーフィン
スポンサーリンク

※当サイトは、アフィリエイト広告を利用しています

皆さん、海に行く日以外はどのように過ごしていますか?

向上心の高いサーファーは、少しでも上達する為にトレーニングを日常に取り組んでいます。



陸上でやるサーフィントレーニングなので、サーファー間ではよく「陸トレ」と呼ばれます。

海での実践に加えて、陸トレを上手く取り入れることで、効率よく上達する事が出来ます。

今回はサーフィン初心者の方へ向けて、知っておきたい陸トレのメリット・デメリットについて解説します。



※追記・修正して2024年8月25日に再度公開しました。

スポンサーリンク

できるだけ海に行ってサーフィンをする時間を増やす事がサーフィン上達の近道です。

それでは、なぜ陸トレが必要なのでしょうか?



それは、海での実践だけでは得られないメリットがあるからです。

それは何かというと、

  1. 正しい方法を知ることが出来る。
  2. 反復練習ができる。

以上の2点になります。

それぞれについて説明しますね。


①正しい方法を知ることが出来る

サーフィンにハマってしまったら、今よりも上手くなりたいと思いますよね。

上手くなる為には我流ではなく、サーフィンの基本動作を正しい方法で身に付けた方が絶対にいいです。



野球で言えば基本動作はバットスイングや投球などになりますが、正しい方法が身に付いていないと上達は難しいですよね。

サーフィンも同じで、まず正しい基本動作を身に付ける事が大切です。

それを確かめるには、陸上でサーフィンの動作をしてみるとわかります。



例えば、初心者の人にとって、サーフボードに立つ事、いわゆるテイクオフって難しい動作ですね。

ここで一度、海よりも安定した自宅の床の上でテイクオフの動作をやってみて下さい。



もし床の上でも上手く出来ないのであれば、「立つ動作がうまく出来ない」というよりも「立つ動作を知らない」と捉えた方がいいと思います。

なぜなら、捉え方によって後の行動が違ってくるからです。



「出来ない」なら繰り返し練習が必要ですが、「知らない」ならまず正しい方法を調べる事が必要です。

具体的には経験者に聞いたり、ネットで調たりする事ですね。



また、以下に示すテイクオフ以外のサーフィンの動作についても同様です。

  • 海を移動するパドリング
  • 崩れた波を超えるためのドルフィンスルー
  • 波に乗るライディング

これらの動作も「知らない」と捉え、じゃあ正しい方法って?という風に考えると、正しい方法知るきっかけになります。



私がみなさんに陸トレをすすめる理由に、若い頃にサーフィンの先輩から「陸の上で出来なければ、海の上では絶対に出来ない」と言われた事があり、ひたすら練習した覚えがあります。

もし今、初心者の人と一緒に行く機会があったなら「陸の上で出来なければ、やり方を知らない」と言ってあげたいと思っています。


②反復練習ができる

陸トレのふたつめのメリットは、反復練習が出来ることです。

なぜなら、正しい方法を知ることが出来ても、自然と動けるようにならないと意味がないからです。



身体が新しい動作を覚えるためには、同じ動作を何度も反復しないといけませんが、海の上はバランス的に不安定で同じ動作を繰り返す反復練習には不向きなんですね。

床の上であれば安定しているので、出来るようになるまで同じ動作を何度でも繰り返すことが出来ます。




例えば、「①正しい方法を知ることが出来るで、正しいテイクオフの動作を知ったとします。

陸トレで何十回か繰り返して、「とりあえず陸で出来るようになったから後は海で覚えよう」と、海での練習に切り替えたとします。



でも、数十回の反復練習だけでは次海に行った時にはおそらく忘れています。

加えて、海上は不安定で同じ動作を繰り返すのはほぼ不可能です。



結果、海の練習では身に付かないという事になりかねません。

事実として、不安定なサーフボードの上で確実にテイクオフが出来るためには、陸上では、頭で考えなくても出来る、くらい動けるようになっている必要があります。


それには同じ動作を最低でも百回以上繰り返す事が必要ですので、それには海よりも陸上が環境的に適しているのです。

ちなみに私は海に行ける回数がそれほど多くありませんので、テイクオフとパドリングの体の使い方を忘れないように、体操感覚で毎日陸トレしています。



毎日続けることで、52歳でも自然と動けるような身体機能がキープ出来ており、陸トレによる効果を実感できています。


陸トレのデメリットを挙げるとすれば次の点になります。

  • 意思・判断・意欲などの精神的要素を鍛えるすべがない

サーフィンは身体面だけではなく「波が大きいけど頑張ろう」といった意思の強さや、「どこから乗るのがいいか」といった冷静な判断力、「次はもっとうまく乗りたい」といった高い意欲も必要です。



これらの精神的な強さは、やはり現場の海で実践を積んでいかないと身に付かない要素だからです。

乗るところまでパドリングで行かなくてはいけないし、乗るのに失敗すれば波に巻かれるし、またしんどい思いをして戻らなくてはいけないし…


楽しい反面、身体的につらい面もあるので、サーフィンは精神的にある程度の強さが必要と思います。

でも、これらの事に関しては現場を経験することでしか得られないものですので、陸トレでこれをやれば鍛えられる、といったものがありません。


そういった点ががデメリットという事になります。

次に具体的な陸トレについて、パドリングを例に挙げて説明します。


例えば、初心者によくある次のような悩みを挙げてみます。

「海でパドリングを頑張っているけど、疲れるだけで前に進まない。やり方が悪いのか、体力が無いのか、何が悪のかわからない」

こんな悩みをどうやって陸トレで改善するのかについて、説明しますね。


①自分のパドリングのどこが悪いか?を見つける

疲れるだけで前に進まないパドリングは、正しいパドリングフォームでない可能性があります。

まず最初に自分の出来ていない所を見つけましょう。



自分のどこが悪いかよく分からない人は、上手い人のマネをしてみると改善点が分かります。

ちなみに下の写真は、過去に11回のASPワールドチャンピオンに輝き、51歳の現在でもトッププロサーファーとして活躍しているケリースレーターのパドリングです。



見てわかるように少し胸を反らした姿勢で目線がまっすぐに進行方向に向いています。

引用:Rob Case YouTubeより

他にも、「サーフィン」「パドリング」の検索ワードで検索すると、正しいパドリングフォームの方法を調べることが出来ます。

まず下記の方法で、自分のパドリングフォームをチェックしてみましょう。

  1. 自宅の床で腹ばいになり、胸を反らした姿勢を取ります。
  2. この姿勢を、最初は1分くらいキープしてみる。
  3. できたら姿勢をキープしたまま、両肩の力を抜いて1~3分間、パドリングのように腕を動かしてみる。

これをスマホの自撮り動画で撮影し、どんな姿勢でパドリングしているのかチェックしてみましょう。



私はスマホを少し離して壁に立てかけ、体全体が写るようにしていますが、これでよくわかりますよ。

比べてみてどうでしたか?

猫背になったり、視線が下を向いていたりしてませんでしたか?

スマホで自分の姿を見ると、上級者との違いがよくわかりますよね。

私も最初は自分で見ているのが恥ずかしいくらいに出来ていないのがよく分かりました…



比べてみて、下記のような原因が抽出されてくると思います。

  • 正しいフォームを知らなかった(知識)。
  • 背筋や腹筋の筋力が弱くて、姿勢を保持できない(筋力)。
  • 肩や背中に力が入りすぎてすぐに疲れる(力み)。

いくつかの原因が分かったところで、陸トレで解決しましょう!


②出来ていないところを反復練習する

原因を改善するための陸トレを紹介しますね。

【step 1】

立ったままの姿勢で胸を反らした姿勢になり、パドリングのように軽く肩を回してみましょう。

正しい姿勢を頭に意識づける事から始めます。

いつでもどこでもできますので、何度でもやって胸を反る癖をつけましょう。

【step 2】

次に、うつ伏せてやってみましょう。

立位に比べると、背中や腰に負担がかかる感じがします。

胸を反った姿勢がきつければ、肩を動かさずに、30秒くらい姿勢保持することのみに集中しましょう。

1分くらい出来るようになれば、姿勢をキープしたまま腕を伸ばしたり引いたりしてみましょう。

腕を動かすとバランスが多少崩れるので、さらにきつく感じると思います。

これも最初は30秒くらいから始めて、出来たら2~3分続けてみましょう。

とりあえず、基本的なパドリングの形を作りましょう

【step 3】

step2までの動作が出来たら、同じ事を少し力を抜いてやってみましょう。

力みが取れないと、海の上ではバランス崩れ、すぐに疲れます。

肩の力を抜けば、お腹の辺りに力が入るのが分かると思います。

肩はリラックスさせて、下腹部辺りに力が入る、これがパドリング中の正しい力の入れ方です。

力の入れ方のコツが分かると、海の上でもバランスの取れるパドリングフォームが身に付きます。

コツがつかめるまで、何度でも練習してみましょう。

以上が、パドリングフォーム改善の陸トレになります。



毎日海に入れるなら、直接海で練習する方がいいと思います。

でも、週一回のペースなら、間の日に陸トレをしておくと効率よく上達できます。



私自身も通いサーファーの身ですので、今でも同じようにパドリングの陸トレは続けています。

疲れてくると姿勢が崩れてくるので、出来るだけ脱力した状態で行うように心がけて陸トレをしています。



パドリングに関しては、この方法がベストというものがありません。

プロサーファーでも人それぞれ微妙にやり方が違いますので、基本をまず身に着けて、自分に合った方法を探していく感じかと思います。


パドリングを例に説明しましたが、

  • テイクオフの動作
  • ドルフィンスルーの動作
  • ライディング中の姿勢

など、反復練習で習得できるものであれば陸トレは可能です。



個人的にはパドリング以外に、テイクオフ動作の陸トレを続けています。

動作練習をしていると、自然とその動作に必要な筋力がついてくるので、下手に筋トレをするよりも効率的に筋肉がついてくれるのメリットですね!

それと、もし基礎体力がないと感じているのであれば、ウォーキングやジョッギングで日常での運動量を上げることも有効です。


今回は、サーフィン初心者が知っておきたい陸トレのメリット・デメリットについて解説しました。

海でのサーフィン実践と陸トレを組み合わせることで、効率よく上達することが出来ます。

陸トレで効果のあるものと無いものがありますので、何の目的で陸トレをするのかを明確にしておきましょう。

でも、実際に海に行かないと身に付かない事もたくさんありますし、陸トレの効果も試すことが出来ませんので、基本的には出来るだけ海に行ってサーフィンしましょう!

スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク
サーフィン
にっちをフォローする

コメント

タイトルとURLをコピーしました